主に18歳以上の知的障害のある自閉症者が、安心して自分らしく日中活動を行える環境を整備しています。ABA(応用行動分析)や認知行動療法など、私たちがこれまでの「研究」と「実践」で体得してきた“8つの方針”を大切に支援を行っています。
どうして、そんなにこだわるの?
自閉スペクトラム症(ASD:Autism Spectrum Disorder)児者は一般的に、中枢性統合や実行機能に困難さを抱えているとされています。
中枢性統合とは、全体状況を把握、考慮し、物事を理解する力です。
ここに困難さを抱えているため、部分的には理解できますが、それを全体(意味や意図など)へ広げて解釈する力が弱かったり、部分への注目にとどまっている状態だと言われています。
・シングルフォーカス(気になることしか見えてない)
・シングルレイヤー(気になることしかやろうとしない)
・ハイコントラスト(気になり度が強い)
自閉症児者の“こだわり”には、主に上記のような特徴が見られます。
講師紹介
一般社団法人カラフルNIPPON
代表理事
平 雅夫
主な経歴
筑波大学大学院にて行動理論・認知理論等、発達障害・知的障害児者の心理を学ぶ。都内私立学校にて、教員として進路指導・研究員などを歴任。生活介護施設、障害者就労支援センターなど障害者福祉の分野で活躍してきた。心理・教育・福祉の第一線の理論及び実践から構築される多面的な支援の評価は国内外にも広がっており、講演依頼・施設顧問等の依頼・招聘が国内外より後を絶たない高度な実践家である。重度知的・自閉症児者に向けた生活介護事業/グループホーム施設である「カラフル西東京」の施設長のほか、星槎大学非常勤講師・西東京市自立支援協議会会長も務めた。
CHECK!
自閉症児者の“こだわり”について
私たちはこだわりをどう捉え、どう支援していくか
-
POINT01
こだわりは診断基準
こだわりは自閉症スペクトラムの特徴です。
場所によっては「こだわりをなくす」といった目標も散見されますが、達成は難しい目標ともいえます。
こだわりを制止されると混乱が大きいといわれているため、長期にわたったり、強烈な対応をすると二次的な障害に進行することもあります。
私たちの方針としては「なくす」よりも「移す」、そして「移す」先として、代替行動を増やすことが大切だと考えています。
-
POINT02
こだわりは拡大しやすい
自閉症児者にとってこだわりは「なくなる」ものではないからといって、受容しすぎるとこだわりの強度が強くなったり、対象が拡大することがあります。
そうなると、家族や施設、学校や企業なども巻き込むことに発展するケースが多き、社会参加や対人関係が苦しくなります。
このようなケースにおいて、私たちの方針は「細かく関わる」「マネージメント部分を増やす」ことを大事にしています。
-
POINT03
こだわりは「変わる」
自閉症児者にとって「変えない」ことが、こだわりの1つの形態ではあるが、こだわりは「変わる」ことも少なくありません。そして「変わる」のならば「移す」ことは可能です。
うまく「変わる」ことができて、それが当面「変わらない」と、作業が正確になったり、行動が流暢になったりするメリットが生じることも多々あります。
そこで私たちの方針としては、こだわりを「移す」こと。「移す」先として「代替行動を増やす」ことが大切と考えています。
-
POINT04
こだわりは「飽きる」
自閉症児者にとって「止めない」ことも、こだわりの1つの形態ではあるが、突如としてこだわりに「飽きる」ことも少なくありません。「飽きる」のならば「止める」「移す」ことは可能といえます。
•注意する点としては、飽きたことを訴えてこないと嫌々こだわっていることもあるため、こだわりがイライラへと直結してしまうケースがあります。
私たちの方針としては「移す」「マネージメント部分を増やす」ことを大事にしています。
-
POINT05
関わりによってこだわりは変化する
こだわりは、 人により、場所により、異なります。 つまり「関わり」によって、こだわりは変化するということです。
※時間外でも対応可能
こんなお悩みはありませんか?
自閉症や発達障害、知的障害のお子様の育児において、このようなシーンでご相談を受けることも多いです
-
特定の動画や本だけを見続ける
-
特定の音が生じると大声を出さずにはすまない
-
1日のスケジュールやルーティンが変えられない
-
いつもと違う活動、作業、学習をやろうとしない
-
やると決めたものは、嫌でもやめない(やめられない)
-
ずっと同じ質問、言葉を発し続けている
-
ごはんの食べ方が気になる
-
親亡き後の人生が不安だ
カラフルNIPPONにご相談ください
私たちは、「心理」「教育」「福祉」の分野で、30年以上、障害に関する対人援助の「研究」と「実践」の両面に携わってきた平代表を中心に、自閉症児者や重度知的障害児者、発達障害者に対し、応用行動分析(ABA)や認知行動療法 (CBT)などの理論と実践に裏打ちされた専門的な支援を行っています。
いっしょに、あるこう
長引いている「行動の問題」に、魔法や奇跡の方法はありません。
しかし、絶望する必要もありません。
時間を味方につけて、理解と支援を丁寧に進めていきましょう。
私たちと、いっしょにわらって、いっしょにあるいていきましょう。
Contact お問い合わせ
ご入力の上、次へボタンをクリックしてください。
Related
関連記事
-
2024.07.10自閉症児、子育ての悩みにお応えします ~「ダメ」という声かけにイライラするお子様のケース~
-
2024.06.19自閉スペクトラム症の特性理解 “感覚の特異性”を学び支援に生かそう
-
2024.11.23西東京で未来を切り開く!自閉症・強度行動障害者を”地域で受け入れるグループホーム”に期待が寄せられる
-
2024.12.04西東京市にある「自閉スペクトラム症」「強度行動障害」の方向けグループホームの取り組み
-
2024.04.10自閉症児者の支援に 「応用行動分析」を学ぼう
-
2024.04.10ABAを活用して自閉症児者への支援を学ぶ
-
2024.04.17自閉症児の育児・教育、将来設計・・お悩みに応えします!
-
2025.02.08知っておきたい「グループホーム」の選び方 自閉スペクトラム症の方の“自分らしい生活”を支える!
-
2024.04.27自閉症や知的障害児者の支援を “現場”で一緒に学びませんか!?
-
2024.06.05自閉症・障害児の子育てにお悩みなら…家族をつなげるコミュニティ
-
2024.05.01自閉症児の“将来”を不安に感じている ご家族、支援者の方 私たちにご相談ください!
-
2024.05.28「自閉症」支援の実践知 自閉症(ASD)を理解し、支援を学ぼう
-
2024.06.28障害児者の理解と支援 自閉スペクトラム症とは
-
2024.09.25自閉スペクトラム症(ASD)
-
2024.07.09自閉症児、子育ての悩みにお応えします ~「急に要求が増えた」お子様のケース~
-
2024.05.17「行動障害」とは? 支援の実践知