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一般社団法人 カラフルNIPPON

西東京市にある

「自閉スペクトラム症」「強度行動障害」の方向け

グループホームの取り組み

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強度行動障害の現状

強度行動障害は、自分の体を叩いたり、食べられないものを口に入れる、危険につながる飛び出しなどの「本人の健康を損ねる行動」や、他人を叩いたり物を壊す、大泣きが何時間も続くなどの「周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動」が、著しく高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態のことを言います。医学的な定義ではありません。


近年、障害者福祉が拡充し、障害福祉サービス利用者は増加の一途ですが、一方、強度行動障害のある方の利用については、受け入れ拒否や虐待などの不適切な対応もあり、遅々として進んでいないと言われています。


そうした問題に対して国は「強度行動障害支援者養成研修」を推進するなど解決を図ろうとしていますが、現状は施設入所希望者が後を絶たず、地域で強度行動障害者の受け入れができる施設の確保は喫緊の課題となっています。

一般社団法人 カラフルNIPPON

東京都西東京市で、日中活動や生活の場である「生活介護」や「共同生活援助(グループホーム)」を提供しています

代表理事の平 雅夫が「心理」「教育」「福祉」の分野で、30年以上、障害に関する対人援助の「研究」と「実践」の両面に携わってきたノウハウを生かし、自閉症や知的障害、発達障害、強度行動障害などの方に向けた支援を行っています。


具体的には、2023年6月より東京都西東京市の田無にて「生活介護」「共同生活援助(グループホーム)」事業を展開する「カラフル西東京」を開所。

2024年9月からは東京都武蔵野市に同じく生活介護「カラフル武蔵野」を開所し、施設運営を行っています。


代表理事の平が施設開設に込めた想いとして、学校教員時代に直面した「施設建設反対運動」や、地域で行動障害者やそのご家族が経験してきた偏見や拒絶など、これまでの経験上「行動上の問題を抱える障害者を単に受け入れるだけでなく、利用者も職員もご家族もポジティブに包み込むような施設を作り上げたい」という情熱があります


2021年からは、オフライン/オンライン問わず、地域や組織・分野・立場を超えて多くの支援者をつなげることを目的として、オンラインサロン「いっしょにあるこう」を運営。これからも地域内外で“支援の輪”を広げ、互いに学び合っていきたいと考えています。

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事業紹介

カラフルNIPPONが行っている事業を紹介します

  • Point 01

    生活介護

    (カラフル西東京・カラフル武蔵野)

    主に18歳以上の知的障害のある自閉症者が、安心して自分らしく日中活動を行える環境を整備しています。

    ABA(応用行動分析)や認知行動療法など、私たちがこれまでの「研究」と「実践」で体得してきた“8つの方針”を大切に支援を行っています。

  • Point 02

    グループホーム(カラフル西東京)

    主に18歳以上の知的障害のある自閉症者が、適切な支援のもと安心・安全に過ごすことのできるグループホームを運営しています。

  • Point 03

    オンラインサロン「いっしょにあるこう」

    障害に関わるご家族や支援者のつながりを、NIPPON全国につくり、地域差なく学び情報交換ができるよう、オンラインサロンを運営しています。

    主に以下5つを中心に実施しています。

    ①動画配信

    ②コミュニティづくり・イベントの開催③メルマガ配信

    ④職員向け研修

    ⑤ご家族向け個別相談


グループホームで過ごす「1日」の流れ


  • # 01

    起床~出発準備

    ・起床後、排泄や着替えを行います。

    ・適宜食事介助を受けつつ、朝食をとります。

    ・歯磨き、髭剃り、整髪、検温など、整容・衛生も、適宜支援を受けながら実施します。

    ・連絡帳やお弁当、水筒を準備するなど、日中活動場所に出発するための身支度をします。

  • # 02

    出発~日中活動

    ・送迎車で日中活動場所まで向かいます。

    ・日中活動では、生産活動やレクリエーションを行います。

    ・昼食をとります。

  • # 03

    帰寮~余暇活動

    ・帰寮後、日中活動場所での状況を引き継ぎ、体調などの様子を見ながら余暇活動を行います。

    ・おやつを食べた後、動画を見たり買い物に出かけたり、ピアノや絵画、お昼寝など、各人がそれぞれのリラックス方法で楽しみます。

    ・夏季は中庭でプールや花火をしたり、ハロウィンやクリスマスなどのイベントも行います。七夕には大きな竹(笹)に短冊を飾ります。

    ・適宜支援を受けながら入浴を行います。毎日浴槽にしっかり浸かって1日の疲れをとります。

  • # 04

    夕食~就寝

    ・適宜食事介助を受けつつ、夕食をとります。リクエストによってメニューも毎日変わるので、利用者さんにとっても楽しみな時間です。

    ・月に1回はイベントを実施(誕生日会やクリスマス、BBQや花火大会など)

    ・歯磨きやボディーケアなど、就寝前の整容・衛生も適宜支援を受けながら実施します。

    ・排泄をして自室で就寝します。


激しい行動への支援 行動障害のある方の激しい行動に対しては「予防の徹底」を優先しています。
激しい行動への直接的な支援は、相互に「暴力」という事態が生じやすいと言われていますが、激しい行動を力でねじ伏せようとすると攻撃の強度が増悪することがあります。

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    <予防的対応を重視する>

    そうすることで・・

    ・誉める機会が増える

    ・一貫した対応が取りやすい

    ・恐怖心や感覚過敏などに配慮できる

    ・正しい行動を教えやすい

    ・他の活動(他の人)への影響が少ない


    ※ただし・・

    言いなりではなく「合意」を目指します。

    大切な活動をやみくもに“制限”してしまっては本末転倒だからです。

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  • REASON
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    <前兆行動について>

    例えば・・

    ・激しい行動の多くは、前兆が見られます。

    ・前兆の段階で適切に対応すると予防できることがあります。


    ※ただし・・

    観察できる時間が短いことが多いので、日頃からの観察が必要です。

    例)

    ・爪(唇)を噛む

    ・うろうろ歩き回る

    ・表情が変わる

    ・独り言が増える  など

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カラフルNIPPONにご相談ください

私たちは「心理」「教育」「福祉」の分野で、30年以上、障害に関する対人援助の「研究」と「実践」の両面に携わってきた平代表を中心に、自閉症児者や重度知的障害児者、発達障害者に対し、応用行動分析(ABA)や認知行動療法 (CBT)などの理論と実践に裏打ちされた専門的な支援を行っています。


また、自閉症スペクトラム症、知的障害、発達障害、強度行動障害の方たちの支援に携わってきた知見があります。

子育てや進路、支援方法など、少しでもお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

何らかのお力に立てると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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