障害者グループホーム
献立・メニュー例(秋季・冬季)
東京都西東京市田無にある障害者グループホーム
「カラフル西東京」による献立・メニュー事例
グループホームの利用者さんにとって食事は楽しみな時間の1つであり、また、心と身体の健康を保つ大切な時間でもあります。 提供者側の様々な工夫によって“食事を通じたコミュニケーション”が活性化し、利用者と支援者の絆を深めることができる大切な時間ともなるでしょう。
ここでは東京都西東京市田無にある、主に自閉スペクトラム症、重度知的、強度行動障害のある方向けのグループホーム「カラフル西東京」で実際に提供している献立・メニュー例(秋季・冬季)を取り上げながら、この季節に提供する食事の“重要ポイント”を紹介します。
秋季の献立・メニュー例
寒暖差の大きくなりがちな時期だからこそ、注意すべき“4つ”のポイント!
寒暖差の大きくなりがちな時期だからこそ、注意すべき“4つ”のポイント!
POINT①
季節の食材を活かした栄養バランス
秋はきのこ類、根菜類(さつまいも、里芋、ごぼうなど)、魚介類(鮭、サンマなど)、果物(柿、梨、栗など)が豊富です。これらの旬の食材は栄養価が高く、旨味も増すため、積極的に取り入れましょう。また、寒暖差が大きくなる季節なので、免疫力を高めるビタミンCや食物繊維を豊富に含む食材(きのこ、根菜、果物など)を意識して献立に加えることが大切です。
POINT②
利用者の身体状況への配慮
利用者さんの高齢化などにより「嚥下機能」が低下している場合、食材の切り方(一口大、繊維を断ち切る)、調理法(柔らかく煮る、蒸す)、とろみ付け(汁物やまとまりにくいもの)に工夫が必要です。また、誤嚥のリスクがある食材(パサつきやすいもの、口の中でまとまりにくいもの、強い酸味のもの、海苔などの張り付きやすいもの)は注意し、必要に応じて刻み食、ソフト食、ミキサー食などの個別対応を検討しましょう。
加えて、歯の悪い方や噛む力が弱い方には、柔らかく煮込んだり、細かく刻んだりするなどの工夫が必要です。事前にアレルギー情報を確認し“代替食”を用意するなど、個別の対応を徹底しましょう。糖尿病などの持病がある利用者には、食事療法に基づいた献立(糖質制限、塩分制限など)を提供できるよう、個別に対応を検討しましょう。
POINT③
食中毒予防
秋口は細菌性食中毒に加え、ノロウイルスなどのウイルス性食中毒の発生も増える時期です。特に高齢者や免疫力の低い利用者は重症化しやすいため「手洗いの徹底」「食材の衛生管理」「加熱調理の徹底」「調理器具の洗浄・消毒の徹底」「調理者の健康管理」「施設内の衛生管理」を心がけ、清潔な環境を保ちましょう。
POINT④
その他
季節の変わり目は体調を崩しやすく“脱水症状”にも注意が必要です。温かいお茶やスープなど、こまめな水分補給を促しましょう。また、積極的に献立の内容を利用者と一緒に話し合って決めるなど、食事への関心を高める工夫も有効です。食欲をそそるような彩りや盛り付けを意識することで、利用者の食事の楽しみを増やすこともできるでしょう。
以上の点などに留意して、利用者さんが安全で美味しく栄養バランスの取れた食事を秋季も楽しめるよう、献立作成と提供に努めていただければと思います。
続いて“冬季”メニューのポイントにも触れさせていただきます。
冬季の献立・メニュー例
乾燥や寒さ対策などで気を付けたい“5つ”のこと
乾燥や寒さ対策などで気を付けたい“5つ”のこと
-
#
身体を温める食材と調理法
冬季は気温が低く身体が冷えやすい季節です。スープ、鍋物、煮込み料理、グラタン、シチューなど、温かいメニューを積極的に取り入れ、身体の芯から温まるような献立を心がけましょう。その際、ごぼうや大根、人参にれんこん、里芋やさといも、かぶといった“根菜”類を使うと身体を温める作用が増し、豊富な食物繊維から便秘予防にもつながるでしょう。
加えて、納豆、味噌、漬物、ヨーグルトなどは腸内環境を整え免疫力向上に役立ちますので、鍋物や味噌汁などに発酵食品を活用するのもおススメです。身体を温める効果のある生姜やにんにくなどの香味野菜を隠し味に使うことも効果的です。 -
#
免疫力向上と感染症予防
日照時間が短くなる冬季は免疫機能の維持に重要な役割を果たす「ビタミンD」が不足しやすくなります。きのこ類(特に干し椎茸など)、魚類(鮭、サンマ、イワシなど)、卵などを意識して摂取できるよう献立に組み込みましょう。また、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすい季節なので、免疫力を高めるビタミンCを豊富に含む野菜(ブロッコリー、ほうれん草など)や果物(みかん、いちごなど)を積極的に提供しましょう。免疫細胞の材料となるタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)をバランスよく摂取することも重要です。
-
#
利用者の身体状況への配慮(秋季に加えて特に注意)
冬季に多い“温かい汁物”や“煮込み料理”は、冷めるとゼリー状になったり固まったりして、嚥下しにくくなる場合があります。提供時に温かさを保つ工夫や、冷めても固くなりにくい食材・調理法を選ぶことが重要です。特に“餅”などの粘り気の強い食品は窒息のリスクが高まるため注意が必要です。提供する場合は、小さく切る、出汁などで柔らかく煮込む、介助者が見守るなどの対策を徹底しましょう。また、冬野菜は繊維が多い食材も多いため、柔らかく煮込む、細かく刻むなどの工夫が必要です。加えて、冬は水分摂取量が減り活動量も低下しがちなため、便秘になりやすい傾向があります。食物繊維が豊富な根菜類、きのこ類、海藻類などを積極的に取り入れて水分補給も促すようにしましょう。
-
#
食中毒・感染症予防
冬季に最も注意すべきはノロウイルスによる食中毒・感染症です。調理前、食事前、トイレ後だけでなく、外出後など、こまめな手洗いを励行し、利用者にも手洗いの習慣づけを促します。特に排泄物の処理後などは念入りに行いましょう。カキなどの二枚貝はノロウイルスの主要な原因の1つです。中心部まで十分に加熱(85~90℃で90秒以上)しましょう。生食は避けるべきです。また、調理器具や食器は熱湯消毒や次亜塩素酸ナトリウム液での消毒を徹底しましょう。万が一、感染者が発生した場合は吐物や排泄物を適切に処理し二次感染を防ぎます。
その他、うがい、手洗い、マスク着用(必要な場合)、適切な換気、加湿器の使用などで、感染症予防に努めましょう。
-
#
その他
冬季は空気が乾燥しやすいため、喉や鼻の粘膜が乾燥しウイルスが侵入しやすくなります。温かいお茶やスープ、味噌汁などでこまめに水分補給を促しましょう。加湿器の活用も有効です。旬の魚(ブリ、カニ、カキなど)や野菜(白菜、ネギなど)を使った料理は、食事の楽しみを増やすだけでなく、季節感を感じさせることで利用者の生活の質向上にもつながります。
カラフルNIPPONにご相談ください!
私たちは東京都西東京市で、日中活動や生活の場である「生活介護」や「共同生活援助(グループホーム)」を提供しています。代表理事の平 雅夫が「心理」「教育」「福祉」の分野で、30年以上、障害に関する対人援助の「研究」と「実践」の両面に携わってきたノウハウを生かし、自閉スペクトラム症や知的障害、発達障害、強度行動障害などの方に向けた支援を行っています。
障害児者の日中活動やグループホームの運営や支援方法などで少しでもお困りのことがございましたら、何でも構いません。
どうぞお気軽にご相談ください、何らかのお力に立てると思います! どうぞよろしくお願いいたします。
Contact お問い合わせ
Related
関連記事
-
2025.12.06重度知的・行動障害者向けグループホーム、見学時に絶対確認すべき“5つ”のポイント
-
2024.09.14多様な働き方も可能! 西東京市「田無」にある 障害者グループホームの求人
-
2024.09.17西東京「田無」で障害者生活介護”支援員”として働く
-
2024.03.16西東京市の障害者グループホームで働こう!パート・アルバイト募集
-
2024.09.20西東京「田無」の障害者グループホームで働く!学生の学ぶ機会に最適!
-
2024.06.18知的障害者の高齢化 障害者の“高齢化課題”を捉え、支援の在り方を考えよう
-
2024.11.23西東京で未来を切り開く!自閉症・強度行動障害者を”地域で受け入れるグループホーム”に期待が寄せられる
-
2024.05.11西東京の障害者グループホームで働く!正社員・パート・ボランティア・・多様な働き方が可能です!
-
2025.01.08未経験でも大丈夫! グループホームに生活介護…ボランティアから始める障害者支援
-
2024.04.17学生を“積極”募集中! グループホームで 障害者福祉を学ぶ選択肢
-
2025.05.10障害者グループホーム 献立・メニュー検討時の 注意ポイント
-
2024.12.04西東京市にある「自閉スペクトラム症」「強度行動障害」の方向けグループホームの取り組み
-
2025.10.11親御様必見!西東京市でグループホーム・生活介護を探すときに確認すべきこと
-
2025.06.22障害者グループホーム 献立・メニュー例(春季・夏季)
-
2024.10.23西東京「田無」にある生活介護事業所で働こう“福祉学生”に最適な働き方!