住宅リフォーム18



知的障害・強度行動障害の方向け「生活介護」施設の選び方

東京都西東京市・一般社団法人カラフルNIPPON

知的障害・強度行動障害の方にとって適切な生活介護施設を選ぶことは、ご本人の安定した生活とご家族の負担軽減につながる大切な決断です。 施設ごとに支援方針や環境も異なるため、慎重に選ぶ必要があります。 以下のポイントを押さえながら、ご本人に最適な施設を見つけましょう。

2. 強度行動障害とは?

強度行動障害とは?

「自分らしく」生きるために、専用のサポートを

  • Point 01

    強度行動障害とは

    自分の身体を叩いたり食べられないものを口に入れるなどの「本人の健康を損ねる行動」や、他人を叩いたり物を壊すなどの「周囲に影響を及ぼす行動」が高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要な状態のこと。医学的な定義ではありません。

  • Point 02

    必要なサポート

    近年、障害者福祉が拡充し障害福祉サービス利用者は増加の一途ですが、強度行動障害のある方の利用については受け入れ拒否や虐待などの不適切な対応もあり、遅々として進んでいないとされています。

  • Point 03

    地域の特性と可能性

    西東京市では、地域の特性を生かした多様な福祉サービスが提供されており、強度行動障害者に特化した支援も充実しはじめている。地域が一体となり、個々の自立を支援する体制が必要です。

「生活介護施設」のチェックポイント


1).強度行動障害への支援体制が整っているか

強度行動障害の方に対応するには、専門的な知識と経験が不可欠です。以下の点を確認しましょう。

  • 強度行動障害に特化した支援経験があるか

  • スタッフの配置が十分か(人員体制)

  • 行動問題(自傷や他害行為)への対応方針が明確か

  • ご家族や支援機関、医療機関との連携があるか


2).個別支援計画がしっかりと運用されているか

一人ひとりの特性に応じた支援が計画的に実行されているかが、重要です。

  • ご本人の生活リズムや行動特性を考慮した計画が立てられているか


  • 定期的に支援計画を見直し、現状に適した支援を実施しているか


  • 環境の変化に敏感な方には、スモールステップでの適応支援計画が立てられているか


3).施設の設備や構造などで物理的な配慮ができているか

強度行動障害のある方にとって、環境の影響は非常に大きいです。施設の設備や構造をしっかり確認しましょう。

出来れば実際に見学をして、スタッフの対応や施設の雰囲気をチェックすることが大切です。

  • 安全対策(転倒防止、パニック時の対応)が整っているか

  • 刺激が少なく、落ち着いて過ごせる環境を用意しているか

  • パニック時やパニックになりそうな際、安心して落ち着くことのできる個室やスペースがあるか

4).ご家族との連携を大切にしているか

強度行動障害の支援には、施設だけでなくご家族との連携・協力が不可欠です。ご本人が安心して生活するためには、ご家族の不安も解消されることが重要です。

  • 定期的な面談や相談の機会があるか

  • 家庭との連携を重視した支援を行っているか

  • 緊急時の連絡体制がしっかり構築されているか

5).医療機関や他の福祉サービスと連携しているか

強度行動障害の方は、精神科・内科・歯科などの医療サポートが必要になることも多いです。

医療面でも手厚いサポートを実施している施設に通所できれば、長期的な生活の安定につながるでしょう。

  • 医療機関と連携しているか

  • 服薬管理や健康管理の支援体制が整備されているか

  • 他の福祉サービス(短期入所、相談支援など)との連携が取れているか

カラフルNIPPONにご相談ください

私たちは東京都西東京市で、日中活動や生活の場である「生活介護」や「共同生活援助(グループホーム)」を提供しています。代表理事の平 雅夫が「心理」「教育」「福祉」の分野で、30年以上、障害に関する対人援助の「研究」と「実践」の両面に携わってきたノウハウを生かし、自閉症や知的障害、発達障害、強度行動障害などの方に向けた支援を行っています。

また、自閉症スペクトラム症、知的障害、発達障害、強度行動障害の方たちの支援に携わってきた知見があります。


子育てや進路、支援方法、お子様の将来に不安を持たれている方、「生活介護」施設をお探しの方など、少しでもお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。何らかのお力に立てると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

5. スタッフの育成と支援体制
美容室26

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事業紹介

一般社団法人カラフルNIPPONが行う事業を紹介します。

  • Point 01

    生活介護

    (カラフル西東京・カラフル武蔵野)

    主に18歳以上の知的障害のある自閉症者が、安心して自分らしく日中活動を行える環境を整備しています。

    ABA(応用行動分析)や認知行動療法など、私たちがこれまでの「研究」と「実践」で体得してきた“8つの方針”を大切に支援を行っています。

  • Point 02

    グループホーム(カラフル西東京)

    主に18歳以上の知的障害のある自閉症者が、適切な支援のもと安心・安全に過ごすことのできるグループホームを運営しています。

  • Point 03

    オンラインサロン「いっしょにあるこう」

    障害に関わるご家族や支援者のつながりを、NIPPON全国につくり、地域差なく学び情報交換ができるよう、オンラインサロンを運営しています。

    主に以下5つを中心に実施しています。

    ①動画配信

    ②コミュニティづくり・イベントの開催③メルマガ配信

    ④職員向け研修

    ⑤ご家族向け個別相談

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